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サクラマスの大量ジャンプが見られる滝をご紹介!

サクラマスの群れが次々に大ジャンプを行う滝の存在を先日知ったので、こちらでぜひ皆さんにも知っていただきたいと...!!思い、情報をまとめてみました!🐟

知人が動画も撮影してくれたので、そちらも掲載していますので是非ご覧になってください!
暑い夏が少しでも涼しくなると嬉しいです🎐

サクラマスのジャンプ動画

↓↓↓実際のジャンプ動画はこちらになります↓↓↓

想像以上の数だったのではないでしょうか?

命をかけた産卵のための大ジャンプ。高さがあるため越えることができないであろうことは少しかわいそうにも感じます。

ただこれだけ大きな滝(高さ約3.7m)にマスがジャンプするのは世界的にも珍しいとのこと。
年間で3000尾ほども集まるそうです!!

もう少し川幅が広ければ魚道(魚が通れるスロープ)をサイドに作れるとは思うのですが...🥺

滝の場所

滝の名前は『さくらの滝』といい、場所は北海道斜里郡の清里町というところにあります。

親戚が住んでおり何度か足を運んだことがあるのですが、知床や網走が近く、ヒグマやオジロワシ、オオワシといった野生動物に比較的簡単に会えることができます。ヒグマは是非ツアーで会いたいところですが、どういうわけか知床のヒグマは人間をあまり警戒しない傾向があるそうです🐻


清里町札弦駅から車で15分(清里町札弦市街から道道摩周湖斜里線を緑町方向へ5kmの地点を左折、まっすぐ進み右折、道なりに1.7km行ったところ(小さな看板あり)の右奥手)
・道道1115号からさくらの滝までは農道を走行します。駐車場は未舗装・無料です。
トイレはありません。(多客期は仮設トイレを設置する場合もあるとのことです。)
・さくらの滝は景勝地ですので釣りはできません。

一応滝の引きの動画もありますのでご紹介します。

かなり自然豊かで森の雰囲気が強めですね!個人的にはヒグマが出てこないかソワソワしてしましそうです😅

ジャンプが見られる時期

毎年6月から8月まで見られるそうです。

調べてみたところ、「9月でも見られた」との声や、「午前より昼過ぎの方が見られた」といった口コミがありました。

サクラマスとは

一歩踏み込んで、そもそもサクラマスとはどんな魚かというと、日本をはじめカムチャツカ半島西岸、沿海州、 サハリン、朝鮮半島東部に分布し、 日本では北海道、本州日本海側のほぼ全域、太平洋側は神奈川県以北と九州地方に分布しているそうです。
世界ではアジア近辺に、日本では太平洋側より日本海側の方が多く分布していますね。
太平洋や日本海、オホーツク海を長距離航海することで知られています。

サクラマスの幼魚はヤマメと呼ばれ、一部、生涯川で生活する個体を除いて、多くが海へ下り、大きく成長しサクラマスとなって生まれた川に産卵するために帰ってきます。(母川回帰と呼びます。)

サケ・マスの母川回帰のメカニズムはまだ分かっていないことも多く、嗅覚による説や地磁気による説など、複数の説があります。
人間で言うと言葉も通じず、スマホと地図も持たずに海外から自分の家に戻ってくるようなもの?なので、大した本能だとつくづく思っています😅

サクラマスの思い出🐟

以前北海道の大学に通っていた際、熱狂的な釣りマニアの研究室の先輩(Yさん)にサクラマス釣りに連れて行ってもらいました🎣
Yさんは釣り好きが過ぎて、自ら毛針(主に川釣りのフライフィッシングで使う、虫に似せた仕掛け)を作り、釣り雑誌に紹介されるほどの入れ込み様でした。
強いて言えば周りの魚好きも少し引くくらいの釣り好きでした。(褒めてます!)

道南のポイントに朝2時集合で出かけ、一日中長い竿を3人で振り続けた結果、、連れたのは別の先輩の1尾のみ😅

釣りはスポーツなんだと実感するとともに(かなり過酷でした...)、釣りの難しさも実感しました。

筆者に釣らせるためにタダでルアーをくだっさったYさんは大学院で釣りの研究をし、現在は県庁で水産技官をされています。
ルアーって学生にとってそれなりのお値段するんですよね。一つ1,000円とか2,000円とか。。

大変お世話になって、今でも大変感謝しています。

サクラマスはサケ・マスの中で一番美味しい!?

再び登場しますが、釣りマニアのYさんは日本に分布する、ほぼあらゆる種類のサケ・マスを食してきたといいます。
そんなYさんが一番美味しいと言っていたのが、なんとサクラマスだったんです...!!

ちなみに一度冷凍させて半解凍(ルイベといいます)で食べるのでYさん的にはベストだそうです。
実際私も食してみましたが、つい笑顔になってしまうくらいの美味しさでした。
脂が豊富に含まれているけれど、さっぱりした感じで甘みも強かったです。

一度冷凍するとアニサキス(寄生虫)も死滅するので安心ですね。

そもそもサケとマスの違いって?

結論からいうと、鮭と鱒にはっきりした違いはありません
かつては海に降るものを鮭、川に残るものを鱒としていたそうですが、生態が不明なうちに名付けられた魚もあり、鮭と鱒の差が曖昧になっているのが現状らしいです。

サクラマスやカラフトマスは川から海に降りてまた川に戻ってくるので、川に残るのはマスという分類には当てはまらないですね。

終わりに

世界でも珍しいマスの大ジャンプがみられるさくらの滝。

暑い夏ですが涼しい森の中でマスを見ながらひと時を過ごすのも良いかもしれませんね。

最後まで閲覧ありがとうございました。

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